築12年 O様邸 外壁塗替え工事

2026.10.30

 

 1. お家を長く大切に守るための、初めてのメンテナンス

新築から月日が経つと、見た目はまだ綺麗に見えても少しずつお手入れのタイミングを知らせるサインが出始めます。
今回ご依頼いただいたお施主様も、お家の目地のシールが各所で切れていることや外壁の細かな傷みが気になり始めたのをきっかけにこれからの暮らしを見据えてモリシタペイントにご相談をいただきました。
点検してみると、陽が当たる面のシーリングの切れや外壁も所々傷みの激しいところも見受けられました。
 
 2. モリシタペイントが大切にする「土台づくり」:塗料の寿命に合わせたシール選定と素材の見極め
お家全体の防水性が低下してくると、写真では見えない裏側の日の当たりにくい面を中心に、水分を含んだ緑色のコケや藻が発生していました。
 
まず高圧洗浄でこれらをきれいに洗い落とした上で、寿命を迎えたシールの全面的な打ち替えを行います。
一般的なリフォームでは短いスパンで何度も打ち替えが必要になる仕様が選ばれがちですが、それではその都度足場代がかかりお客様の長期的な負担になってしまいます。
今回は、仕上げにトップクラスの耐久性を持つ無機REVOを塗る計画だからこそ、外壁は綺麗なのに目地のシールが切れてお家を傷めてしまうというようなチグハグな状態は避けたいところです。
上塗り塗料の長寿命に全体の耐久性を合わせるため、今回は「SRシール H100」を選定しました。
 
また、塗装に入る前にもう一つ重要なのが外壁素材の正しい見極めです。
今回のお宅は、汚れが付きにくいコーティングが施された「高機能サイディング」でもありました。
この素材は優秀ですが、実は通常の塗料をそのまま塗ると弾いてしまい後から剥がれの原因になりやすいという性質があります。
こうした素材の特性を考慮し、下地全体に専用の「難付着サイディング専用シーラー」を確実に塗布して塗料が密着する安心のベースを作りました。
この丁寧な土台作りこそが、新しい塗料の寿命を最大限に引き出すために最も重要な工程です。
 
3. 外壁へのアプローチ:水跳ねに立ち向かう、シーラーとエポフィラーの重ね塗り
写真の中央に見える「R面(アール形状の外壁部分)」の窓サッシの上には、傷みが見られました。
原因を調べたところ、上の窓サッシにある水抜き穴から吐き出された雨水がすぐ下にあるサッシの天板に当たりそこで跳ね返った水がサイディングを直撃し続けていたことが分かりました。この水跳ねによる水分が冬場の寒さで凍って膨張を繰り返したことで、サイディングの表面を傷めてしまっていたのです。
 
水が当たりやすい場所だからこそ、まずはもろくなったサイディングの奥深くまで専用シーラーを何度も吸い込ませるように複数回塗り重ねて下地を固めました。
その上で水に強く緻密な土台を作るために、防水性防食性の高いエポキシフィラーを2回塗り形を整えていきました。
一度傷んでしまったサイディングは、完全に元の状態へ戻すことは不可能です。しかし、できる限り新築時の元の状態に近づけるというこだわりを持って丁寧に形を整え、これ以上水分を吸い込まない平滑な土台を作り直しました。
 
4. 無機REVOによる上塗り3回塗りの仕上げ

下地を整えたら、いよいよ仕上げの工程です。
外壁メインには、高い耐候性と低汚染性を誇る水性無機塗料「無機REVO」を選定しました。
今回のお宅のようなツルツルとしたサイディングの場合、1回で無理に厚塗りしようとすると塗料が過剰に溜まってしまいサイディング本来の綺麗な柄や風合いが損なわれてしまうことがあります。
そうした仕上がりの不自然さを防ぎかつ綺麗な面を保ったまま最低規定量以上の膜厚を確実に確保するため、上塗り3回施工しました。
お見積りの段階から3回塗り重ねるのがベストだと判断していましたが、見積には上塗り2回塗り分の費用で記載させていただいてます。
落ち着きのある「3分艶」の質感が、サイディングの柄を活かしたまま綺麗に出ています。
一方で、トイなどの付帯部には環境に左右されずピタッと密着して強固な膜を作る溶剤タイプのフッ素塗料「マックスシールド-1500F】を基本を2回塗りとし陽の当たる面には3回塗りで丁寧に仕上げました。
外壁の3分艶の上品な質感に対して付帯部が引き締まることで、建物全体に厚みのある深いコントラストと高級感が生まれています。
 

5. 今回の施工に関する「私の視点」
今回の工事では、一定の作業期間をいただき足場を立てた状態での作業となりました。
お施主様には生活上のご不便をおかけしたにもかかわらず、最初から最後まで大変なご協力をいただき本当にありがとうございました。
お家の寿命を延ばすために、今どこにコストと時間を集中させるべきか。
目先の利益に走らずお客様の暮らしに寄り添って本当に必要な施工をする、それがモリシタペイントのスタイルです。
 
また、今回は色選びに関しても少し触れさせてください。
メインの外壁にお施主様が選ばれたのは、非常に上品な「ブルーグレイ」と中央のアール部分を引き立てる「パールグレイ」でした。塗り進めていく中でその綺麗さに純粋にテンションが上がってワクワクしたのをよく覚えています。
 
6. 施工完了:こだわりが形になった瞬間
すべての工程が完了し、足場を解体した瞬間はいつも鳥肌が立ちます。
シールの劣化やサッシからの水跳ねによる傷みに悩まされていた状態から一転、お家全体がまるで新築と言ってもいいほどの圧倒的な完成度を放っています。
 
7. 最後に:モリシタペイントがお客様にお約束すること
オモウマい塗装店、モリシタペイントです。
当店はお見積もりから現場の管理、実際の塗装まで、すべて自社で直接行っています。だからこそ、中間マージンをカットして良心的な価格で、どこにも負けない丁寧な仕事ができるのです。
今回のように、長期間の工事にお付き合いいただいたお客様と、引き渡しの時に「あぁ、本当にモリシタペイントに頼んで良かった」とお互いに笑顔で言い合える関係を、これからも一軒一軒、実直に積み重ねていきます。鳥取市での塗り替えなら、いつでも気軽にお声をかけてください。

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